朝日新聞社主催の第28回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」の最終候補作品が発表。下記の10作品がノミネートされた。

<マンガ大賞 最終候補作品(50音順、敬称略)>

『違国日記』 ヤマシタトモコ (祥伝社)
『【推しの子】』 赤坂アカ×横槍メンゴ (集英社)
『神田ごくら町職人ばなし』 坂上暁仁(リイド社)
『サターンリターン』 鳥飼茜 (小学館)
『環と周』 よしながふみ (集英社)
『血の轍』 押見修造 (小学館)
『ツユクサナツコの一生』 益田ミリ (新潮社)
『東京ヒゴロ』 松本大洋 (小学館)
『プリニウス』 ヤマザキマリ とり・みき (新潮社)
『ぼっち死の館』 齋藤なずな (小学館)

対象は、2023年に刊行・発表されたマンガ作品で、7名の社外選考委員による投票と、マンガ関係者や書店員、一般からの推薦をもとに選出。推薦の総得票1位は 『【推しの子】』となった。第28回選考委員は下記の通り。

秋本治(漫画家)、里中満智子(マンガ家)、高橋みなみ(タレント)、中条省平(学習院大学フランス語圏文化学科教授)、トミヤマユキコ(ライター・東北芸術工科大学芸術学部准教授)、南信長(マンガ解説者)、矢部太郎(芸人・漫画家)※敬称略

朝日新聞社内から宮田喜好(執行役員・編集担当)と喜多克尚(東京本社文化部長)の2名

最終選考委員会を経て4月下旬ごろ、朝日新聞朝刊と朝日新聞デジタル、プレスリリース等で、新生賞、短編賞、特別賞が発表される予定。

<手塚治虫文化賞とは?>日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、手塚プロダクションの協力を得て朝日新聞社が1997年に創設した漫画賞。年間を通じて最も優れた作品に贈るマンガ大賞のほか、新生賞、短編賞、特別賞があり、鉄腕アトム像(横山宏氏作)と賞金が贈呈される。
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