3月10日(月)に自身の地元である栃木・宇都宮HELLO DOLLYでワンマンライブ『5th anniversary 「Re:Touch」』(ヨミ:フィフスアニバーサリー リタッチ)を開催した。

自身も足繫く通うという、地元宇都宮のライブハウス“宇都宮HELLO DOLLY”で開催された、『5th anniversary「Re:Touch」』。秋山黄色がこの規模でライブを行うこと自体、かなりレアな機会。フロアとステージがほぼゼロ距離の会場にはどこか緊張感が漂っていた。

張り詰めた空気を打ち破るように、このライブのために制作されたSEと共に現れた秋山黄色は、いきなり昨年9月にリリースされた最新アルバム『Good Night Mare』から「生まれてよかったと思うこと」、立て続けに1stアルバム『From DROPOUT』から「chills?」、かねてより“自分の全て”と語りSpotify「日本 バイラルトップ 50」にもランクインした「やさぐれカイドー」を披露。

アマチュア時代、なんとなくバイトに明け暮れ、うまくいかないことばかりの日々から抜け出すきっかけとなった曲と、自身の“今”が色濃く表現されている楽曲をパフォーマンスした秋山黄色。

「最高の1日にする、だからみんなも最高の1日にさせてくれ!」秋山黄色が呼びかけると、それに応えるように観客が声を上げる。

「ドロシー」「Drown in Twinkle」「Rainy day」と初期のレアな楽曲を、目の前にいる一人一人に語るように歌い上げる。「作曲もすきだが、この5年でライブも同じくらい好きになった。こんなところまで来てくれるお前らをワクワクさせる仕事をしているんだと思いがこの5年で芽生えたよ」と語る秋山黄色。“―――変わらずに居たいんだ 傷んで荒んでいようと―――”未配信曲ながらここぞというライブでは披露してきた「Rainy day」の一節だが、MCでは自身の変化を伝えつつも、デビューから5年がたつ今も地元宇都宮でワンマンライブを行う、変わらない強い芯のようなものを感じさせた。

後半では、昨年PEOPLE 1のDeuを自身初のゲストに迎え、自身の生み出した曲に新たな命を宿した「Caffeine」やライブでのアンセム「とうこうのはて」など定番曲を畳み掛ける。そして本編ラストに選んだ曲は、漫画『超人X』とのコラボ曲「Wannabe」のパフォーマンスで、フロアを熱狂の渦に巻き込んだ。

アンコールには「猿上がりシティーポップ」「宮の橋アンダーセッション」を披露。自身のルーツとも言える2曲で、会場は今日一番の盛り上がりを見せた。

「改めて、俺もおめでとうなんだけど。みんなと言いたい、秋山黄色5年おめでとう」

秋山黄色の今までと、これから。大事なところは変わらずに、進化していく秋山黄色の5周年イヤーの始まりは、こうして幕を閉じた。

また、本公演中には4月に新曲がリリースされることと、本日も披露された「Rainy day」がYouTubeで公開されることがサプライズで発表された。
このために新しく制作された「Rainy day」は、全ての作業を秋山黄色が行い、公開される映像も秋山黄色が手掛けたもの。
3月11日0時に秋山黄色YouTubeチャンネルにて公開!

photo by Goto Sotaro
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