中島美嘉　アジアツアー『MIKA NAKASHIMA ASIA TOUR 2025』ライブレポートアジア6都市8公演でおよそ4万人を動員した自身初のアジアツアー『MIKA NAKASHIMA ASIA TOUR 2025』閉幕！

自身初のアジアツアー『MIKA NAKASHIMA ASIA TOUR 2025』（ミカナカシマ アジアツアー ニセンニジュウゴ）のファイナル公演が5月10日(土)・11日(日)高麗大学ファジョン体育館（コリョだいがくファジョン体育館）にて開催された。

台北に続いて初日のチケットが即完し、翌日追加公演が決定した今ソウル公演では2日間でおよそ1万人を動員。長い間この日を待ち望んでいたファンの熱気で満たされ、中島自身が今ツアーのためだけに発案し構成から演出までこだわりぬいた特別なステージがスタート。
暗転すると同時に大きな拍手が沸き起こるなか黒のロングドレスにデザイン性の高いハット姿で登場。2021年リリースの「知りたいこと、知りたくないこと」をしっとり歌い上げると、赤い大ぶりのつけまつ毛をした中島美嘉の顔がモニターに映し出され大歓声が起こり、「一番綺麗な私を」「花束」を熱唱、3曲のバラードでOPを飾った。

艶美な歌声に惹きつけられた観客を前に一転、チェックのジャンプスーツにワイルドなグランジ風ヘアスタイルで再登場。アジアでも人気を誇るロックナンバー「GLAMOROUS SKY」を“アンニョンハセヨ！”コールで煽ると、観客が熱狂する声が響き渡り、続く「LOVE IS ECSTACY」で一気に盛り上げ会場に一体感が生まれた。

途中MCで「アンニョンハセヨ　中島美嘉イムニダ！初めて韓国でライブできることをとても嬉しく思います。ありがとうございます。いろいろな国でやらせていただいているんですけど、韓国が声援一番凄いです。声がいっぱい聞けて私は本当に嬉しかったんですけど、今日もいっぱい叫んでくださいね。長いこと歌っていると曲が増えてきまして、決まった時間内に何を歌おうかなっていつも迷って。今回のツアーではメドレーにしました。一曲でもこのなかで私この歌知っているなとか、知らなかったけどいい曲だなと思ってもらえたら嬉しいと思いながらメドレーを作りました」と伝えたのち、「ORION」、「WILL」、「STARS」などを含む歴代ヒットバラードをメドレーにて披露。

次いで昨年12月に出演した韓国人気番組「日韓トップテンショー」で披露したYouTube動画が約360万回再生されるなど国内外で人気の「僕が死のうと思ったのは」など、中島美嘉の真骨頂といえる叙情バラードブロックの圧倒的パフォーマンスから、バレリーナが踊る「CANDY GIRL」やキャノン砲演出による「We are all stars」のアップナンバーを畳みかけて後半へと繋いだ。

今ツアーの見どころとなる自らデザインを手掛けた豪華衣装を次々に着替えながら迎えた終盤パートではミントグリーンのプリーツドレスと大きなリボンをつけたヘアアレンジ姿でステージに戻ると、再び大歓声が沸き起こり、韓国でも大ヒットを記録した「雪の華」を全身全霊で熱唱、途中観客が大合唱しながらスマホライトを揺らす幻想的な空間に包まれながら本編を締めくくった。

直ぐに手拍子で呼び込まれたアンコールでは、「アンコールありがとうございます！どうですか？少しでも楽しんでもらえましたか？今日ファイナルなんですよ、あっという間に。今日この日はみなさんが来たいと思ってくれなかったらなかったんですね。ライブを初めてやらせてもらうってお伝えして、まさか追加公演ができるなんて思ってもみなくて、凄く嬉しかったです。今日は本当にありがとうございました！」と涙を滲ませながらファンへ感謝の想いを伝え、ラスト曲「FIND THE WAY」をエモーショナルに歌い2時間半のライブが終演。
全30曲を披露し初の単独ソウル公演は大盛況のうちに閉幕した。

見応えたっぷりの記念すべき初の今ソウル公演を皮切りに、歴代ライブ集、MV集等を複数月にわたり放送・配信する『中島美嘉WOWOW特集』が7月より決定。
更に今ツアー全6体の衣装で撮り下ろしたデジタル写真集の発売も決定し、7月末からはアコースティックツアー『Mika Nakashima Premium Live Tour 2025』の開催など、今後の活動展開に注目しよう。