『2PM』『TWICE』『Stray Kids』『NiziU』など数々の有名アーティストを輩出させたJYPエンターテインメントより2019年2月に韓国からデビューした、5人組グローバルグループ『ITZY』(読み方:イッチ)が、2月の韓国公演を皮切りに約半年をかけて世界28都市を回るITZY最大級のワールドツアー、ITZY 2ND WORLD TOUR <BORN TO BE>の日本公演を完走した。

昨年行われたITZY THE 1ST WORLD TOUR <CHECKMATE>より更にパワーアップした今回のワールドツアー。5月17日・18日・19日の3日間を国立代々木第一体育館 で、5月22日に大阪城ホールで行い、全4公演を圧倒的なパファーマンス披露で魅了した。

撮影:田中聖太郎写真事務所

迫力のあるバンドサウンドとともに火花が上がり、韓国アルバムの最新曲「BORN TO BE」からスタート。

一糸乱れぬ最高難易度のかっこよさ全開のパフォーマンススキルが全面に押し出された楽曲で、大勢のダンサーと共に圧倒的な群舞パフォーマンスを見せつけた。ラストのバックスクリーンを利用したシルエットの群舞が印象的な1曲で幕をあけた。

勢いのあるダンスが中心の楽曲を立て続けに披露した後に、メンバー全員での挨拶。

「MIDZY(ミッチ・ファンの総称)のみなさん!本当に会いたかったです!ITZY 2ND WORLD TOUR <BORN TO BE> in JAPANへようこそ!!」とイェジの言葉を皮切りに、メンバーそれぞれが挨拶をした。

リュジンは「前回のコンサートに来てくれたMIDZYは?」「初めてきてくれたMIDZYは?」とファンに問いかけ、距離を感じさせないほどコールアンドレスポンスを楽しんだ。スタンド席のファンや遠くの席のファンへも手を振り、会場にきてくれた全員のMIDZYに挨拶をした。

そしてITZYの代表曲でもある「WANNABE」を披露。イントロではメンバーそれぞれのソロダンスパフォーマンスを披露し、その勢いのままブームとなった”肩ダンス”を披露。観客からは待ってました!と言わんばかりの大歓声が起こった。さらにダンスブレイクは会場が揺れるほどの盛り上がりで、会場の全員が一体となって「WANNABE」を楽しんでいた。

次のセクションでは韓国アルバム『BORN TO BE』に収録されている、初のメンバーソロ楽曲を披露。

チェリョンは「Mine」で大人の魅力を最大限に引き出したパフォーマンスを披露した。鏡合わせの振り付けが、楽曲とチェリョンの雰囲気に非常に合っている楽曲になっていた。リュジンはロックテイストが印象的な「Run Away」。ダンスパフォーマンスに定評のあるリュジンだが、感情のままに歌う姿でボーカリストとしての新しい魅力を見せた。

撮影:田中聖太郎写真事務所
撮影:田中聖太郎写真事務所

ユナは末っ子らしい可愛さが溢れたポップサウンドの「Yet, but」をパフォーマンス。サビのキャッチーな振り付けがユナ自身にピッタリで表現力の豊かさが目立っていた。

撮影:田中聖太郎写真事務所

そしてソロステージの最後を飾ったのはイェジの「Crown On My Head」。ITZYのシグネチャーポーズである王冠が何度も出てくる振り付けであり、圧巻のパワーと歌唱力が際立ったステージ。

撮影:田中聖太郎写真事務所

ITZYメンバーそれぞれの魅力が生かされており、ステージパフォーマンスが光っていた。

ライブ中盤には、日本オリジナル楽曲も披露された。

昨年10月にリリースされたJAPAN 1st Album『RINGO』よりタイトル曲「RINGO」をパフォーマンス。バンドアレンジされたラテン調のアップテンポのダンスミュージックにファンのボルテージも最高潮に。メンバー渾身の全力パフォーマンスで会場を魅了した。

そして5月15日(水)にリリースしたばかりのJAPAN 3rd Singleの「Algorhythm」を初披露。いつもの強くてクールなITZYとは一転して、明るい曲調でポップな面を見せている。ダンスブレイクではさらに盛り上がり、記念すべき日本最新曲ステージとなった。

さらに迫力あるパフォーマンスステージは続き、韓国アルバムのタイトル曲である「LOCO」「Not Shy」「CAKE」「SNEAKERS」を披露し会場もヒートアップ。「LOCO」ではメンバーそれぞれが円形の乗り物に乗った演出があったり、「Not Shy」の前にはライブダンサーとバンドメンバーのフォーカスシーンがあったり、より一層パフォーマンス力の高さが伝わるステージが続いた。

「SNEAKERS」では観客と一緒に歌う場面もあり、ITZYとファンが心の底から楽しんでいる様子が伺えた。

アンコールでJAPAN最新シングル収録曲「No Biggie」とJAPAN 1st Singleの収録曲でありながら根強い人気を持つ「Spice」の2曲を披露。

最後の挨拶では、ユナは「日本のMIDZYたちがこの会場をいっぱいに埋め尽くしてくれました。だから心からありがとうという気持ちを伝えたいです。」「今日はほんまにほんまにありがとう!大好きよ大好き〜」と何度も何度も感謝を伝えていた。チェリョンは「今日は私たちと一緒に楽しい時間を過ごしてくれて本当にありがとうございます!MIDZYと私たちとのこの楽しい時間は宝物です。」「だからずっとそばにいてくださいね!」とファンへの愛を伝え、リュジンは「こんなに大切なMIDZYと、そしていたずらっ子なMIDZYと今日過ごせて本当に楽しかったです!」「本当に今日ありがとうございました!」とMIDZYの様子がすごく素敵だと伝えた。そしてイェジは、「今日もMIDZYたちの顔を見ながら、皆さんが幸せであることが私も感じられました。」「こんなに大きなホールでステージができることをとても幸せに思います」「私たちの夢になってくれてありがとうございます!」とライブで感じた率直な想いを話した。

そして、最後のコメントの後、5月26日に誕生日を迎えるイェジのサプライズバースデーを実施。ステージに大きなケーキが登場し、イェジは、「本当にびっくりしましたー!予想してなかったんですけれど、大阪の最後のコンサートでお祝いしていただき光栄です!」とコメント。ユナの掛け声の合図で、会場のみんなで「誕生日おめでとうー!!!」とお祝いした後に記念撮影し、24歳になるYEJIの誕生日をお祝いした。

最後はデビュー曲「DALLA DALLA」を披露し、ステージの隅々まで歩き、最後のファンとの時間を楽しみ、ステージ中央で「ITZY MIDZY 그럼(意味:また会いましょう!)!!」と全員で叫び、約4日間のITZY 2ND WORLD TOUR <BORN TO BE> in JAPANの全4公演を大成功に収めた。

今後も世界を魅了するグローバルグループITZYにぜひご期待を!!

撮影:田中聖太郎写真事務所

撮影:田中聖太郎写真事務所
(田中聖太郎、河村美貴、ヨシモリユウナ)