
東京ゲゲゲイ2年ぶりのツアー開幕、「ずっと待っていてくれてありがとう」MIKEY が体現した“究極”のステージ
生きることそのものが音楽になる──異彩なオーラを放つアーティストとして注目される一方で、パワフルな歌声と圧倒的なダンスパフォーマンスで観る者を魅了する。7/4(金)渋谷・PARCO劇場、歌手・作詞家・作曲家・映像作家・演出家・振付師・ダンサーであるMIKEYが主宰するエンターテイメントプロジェクトである東京ゲゲゲイが、2年ぶりとなる全国ツアー“TOKYO GEGEGAY 2025 TOUR”をスタートさせた。全国5都市で開催される本ツアーは、「“音楽×ダンス×歌”の生のエネルギーを極限まで爆発させ、新たな世界観を作り上げる」という表明文から、開幕前から期待値の高いツアーになっている。
文・取材=宇田川佳奈枝
写真=Machida Chiaki
※※セットリスト・演出などネタバレを含みます※※
開演時間が迫り、久しぶりのツアーに緊張と高揚感が漂う会場。バンドメンバーの松原“マツキチ”寛(Dr)、須藤豪(Mp/Key)、園畑貴之(Key)の3人が奏でるリズムに合わせて、MIKEYが「お待たせしました。みんな元気?」と“らしさ”全開でステージに登場する。MIKEYのひと言ひと言に歓声が上がる。気になるMIKEYの衣装は、大きな花柄があしらわれたアイスグリーン色のオールインワンにスパンコールがあしらわれたベストという、爽やかなストリートファッション。夏の夜に似合う涼しげなMIKEYに、まず目を奪われてしまう。

待望の1曲目は「たくさんの季節が過ぎました その間に色々な事がありました」と歌う「ちゅらさん」。まるで2年間待たせたファンに告げるメッセージそのものかのようだった。続く「SEXしようよ」では、MIKEYがみずから選び抜いた3人の最強ダンサ─、KELO、MIKU、AROEが登場。4人息ぴったりのパフォーマンスは優雅で美しく、まさに“身体で叫ぶ”を体現したダンスだ。


最初のMCで「ずっと待っていてくれた方、お待たせしました。そして、ずっと待っていてくれてありがとう。」と深くお辞儀をするMIKEY。続けて、「たとえ誰かに間違っていると言われても、そうとしか生きることができなかった人の歌を歌います。」と告げ、「捧げたい」を披露。園畑の演奏に乗せしっとりと歌い上げるMIKEY は終盤、“愛してます…”とマイクを外し自身の声のみで届ける。バラードに続くのは、ダンスナンバー「Yes or No」。クラップで会場を煽るMIKEYにつられ、オーディエンスは各々自由に身体を揺らしはじめ、会場はダンスフロアと化した。

会場のボルテージが上がる中、「Top down」「Goose bumps!」と畳み掛けていく。バンドセッションを挟み、再びステージに登場したMIKEYが披露したのは「ダンスが僕の恋人」。ミラーボールの下、スタンドマイクで歌う彼の表情は、“音楽が大好き”という思いに溢れ、しあわせに満ちたものに感じた。

呼吸を落ち着けたMIKEYは、この2年間の休みの間に何が起きたのか、その中で気づけたことについて吐露する。涙を堪えながら「この言葉」「ほんとはね」を披露する彼の姿に、会場からは何度も拍手が起こる。言葉を丁寧に歌い上げるMIKEYを見ていると、この2曲はここに来てくれたみんなへのラブレターのように感じた。

終盤に差し掛かったライブ、先ほどまでとは打って変わってアッパーチューンの新曲「「Gee Gee TRAIN」で再び会場を盛り上げる。本曲はMIKEY とBE:FIRSTのRYUHEIが共同振付したことで話題になり、オーディエンスもライブで観られる日を楽しみにしていたのだ。さらに今回、Ryusei harada とMOMOCAそれぞれが新たに振付した「愛のフルコース」、「Sense of immorality」も披露した。
7/4(金)渋谷・PARCO劇場での「Gee Gee TRAIN」ライブ映像を最速特別公開

そして、「今日、歌うか悩んだ」という1曲「地平線~LAST SONG~」(※撮影OK)では、ステージから客席に降りてひとり一人に丁寧にお礼を伝えていくMIKEY。この日、何度も何度も「ありがとう」とお辞儀を繰り返した。
人の目ばかりを気にする現代、堂々と前を向いて歩くことが拒まれるかもしれない。この日、それぞれが抱く悩みや悲しみを、すべて包み込むようなMIKEYの歌声に勇気をもらえた人も多かっただろう。どのページをめくっても同じものはない、常に進み続ける東京ゲゲゲイのライブは間違いなく“究極”だった。2年間の休息を経てパワーアップした東京ゲゲゲイが、新たな道を切り拓いていく未来が見えた夜だった。

東京ゲゲゲイ歌劇団「破壊ロマンス」Blu-ray・DVD発売決定のお知らせ
2023年に開催されたツアー「東京ゲゲゲイ歌劇団 vol.VI 『破壊ロマンス』」のBlu-ray・DVDの発売が決定いたしました。
「破壊ロマンス」のライブ映像に加え、RYUHEI(BE:FIRST)が振り付け参加した最新作「Gee Gee TRAIN」のMusic Video&Behind the Scenesを収録したスペシャルな1枚です。
YouTubeではライブ本編より「Top down」と、特典映像「Behind the Scenes of “Gee Gee TRAIN” Music Video」のShort Ver.を公開中。
さらに2025年8月1日(金)お昼頃よりU-NEXTでの見放題配信も開始いたします。
※U-NEXTでの配信はライブ本編のみ
【特典付き先行予約期間】
2025年7月4日(金)17:00~2025年7月31日(木)23:59まで
※2025年8月1日(金)0:00以降もご予約いただけますが、先行予約特典は対象外となります。
【先行予約特典】
上記先行予約期間中に注文完了された方にプレゼント!
・チェキ風写真カード
※先行予約期間中でも、在庫がなくなり次第特典は終了する場合がございます。期限に余裕をもってご注文ください。
※Blu-rayとDVDの特典内容は同じです。
【発売日】
2025年9月10日(水)
【商品情報】
<ライブ本編>
出演:東京ゲゲゲイ、Kensho Murakami (kEnkEn)、KAI、KENSUKE、KOTA、MASATO、NAOYA、SOTA、TACCHI、YUYA
収録:2023年7月30日 PARCO劇場
<特典映像(予定)>
“Gee Gee TRAIN” Music Video
Behind the Scenes of “Gee Gee TRAIN”Music Video
振付:RYUHEI(BE:FIRST)/MIKEY
出演:MIKEY、KELO (from KADOKAWA DREAMS)、MIKU、AROE
YOKOTARO、NANA、air、柚野雫、BOW、藤原治
※Blu-rayとDVDの収録内容は同じです。
※本商品は「GEGE SHOP」限定販売です。他の通販サイトや店舗での販売予定はございません。
詳細・ご予約はこちらから
https://axelstore.jp/gegeshop
東京ゲゲゲイ プロフィール
歌手・作詞家・作曲家・映像作家・演出家・振付師・ダンサー MIKEY(マイキー)主宰のエンターテイメントプロジェクト。国内のみならず、北米、フランス、スイス、中国、東南アジアなどでツアーを行い、MIKEYの独特な世界観から作られる作品は「キテレツメンタルワールド」と名付けられ、YouTubeでの総再生数は1億回を突破している。
2017年にデジタルリリースした1st Album「キテレツメンタルミュージック」はiTunes J-Popアルバムランキング最高4位を記録。MV「ゲゲゲイの鬼太郎」はYouTubeにて4,400万回再生を突破した。2018年には日仏ダンス共同制作トリプルビル(ジャポニスム2018公式企画)に参加し、パリの国立ダンス劇場シャイヨ、リヨン・ビエンナーレなどフランスとスイス12都市で26公演を行った。同年、日中平和友好条約締結40周年記念事業の一環として、上海・北京の2都市で公演を行い、2nd Album「再生パッション」もデジタルリリース。iTunes Albumランキング最高2位、レコチョクでは1位を獲得した。BOAT RACE 2020 TVCMイメージソング「HEART」が収録された4th Album「キテレツメンタルワールド」はオリコンデイリーアルバムランキング最高3位にランクイン。2021年には東京2020オリンピック開会式に出演。2022年には「新しい地図」にABEMA「ななにー」のテーマソング「だったらDance!!」の歌詞提供を行う。同年、7月に開催された女性メンバーの卒業公演でもある全国ツアー「東京ゲゲゲイ歌劇団vol.Ⅴ『KIRAKIRA 1PAGE』」は大盛況のうちに幕を閉じた。
以降、MIKEYのソロプロジェクトとしてフルアルバム「破壊ロマンス」をリリースし、全国ツアーを開催するなど、精力的に活動している。
東京ゲゲゲイ 公式HP https://www.tokyogegegay.com
出演者プロフィール
<KELO>
アポロ・シアターのアマチュアナイトで年間チャンピオンを獲得。地上波TV復活ダンス甲子園では2連覇を達成したほか、数々のダンスコンテストに入賞。ストリートシーンにどどまらず様々なシーンに活動の幅を広げ表現活動をしている。D.LEAGUE のKADOKAWA DREAMSサブディレクター。
<AROE>
D.LEAGUEに参画するCyberAgent Legit のメンバー。5歳の時からダンスを始め、中学1年生の時にソロコンテストに出場するようになったタイミングでHIPHOPを主軸に活動。個人、チームの両方でコンテストやイベントに数多く出演。
<MIKU>
5歳からダンスを始める。東京ゲゲゲイのメンバーとして2013年始動、2022年7月に卒業。卒業後もダンスを続けながら、演劇やアーティスト活動を開始。作詞、作曲、歌唱、振付、出演を手がけた1st single 「空白」を2024/1/1 に、1st EP 「幻想」を同年12/31にリリース。マルチなフィールドで精力的に活動中。
<園畑貴之(キーボード)>
26 歳でBMG FUN HOUSEよりハルニレのリーダーとしてデビュー。全作曲、アレンジを手がける。その後、マユミーヌ、 Orienta、清家千晶らのサポートキーボーディストや作曲、アレンジャーとして活動中。その他、ピアノ、弦、菅アレンジ、多数出版。
<須藤豪(キーボード/シンセサイザー・オペレート)>
「高橋幸宏」に認められ1994年の「MR.YT EST.1952 TOUR」でミュージシャンデビュー。「宇多田ヒカル」「星野源」「May J.」「MISIA」「Mr.Children」等のレコーディング、ライブに参加。ゲームミュージック、CMなど作・編曲、オペレーター、キーボーディストとして活動中。
<松原“マツキチ”寛(ドラム、パーカッション)>
仙台市出身。1989年に上京後セッションドラマーとして活動。近年では玉置浩二、小泉今日子、ゆずのコンサートに参加。
<安宅秀紀(音楽監督)>
トラックメイカーおよびミキシングエンジニア。「PUO」メンバー。関連アーティストはケツメイシ、Rei、ASA-CHANG&巡礼、花譜、VALIS、こっちのけんと、VOLTACTION等。
公演概要
◆公演名:PARCO PRODUCE 『TOKYO GEGEGAY 2025 TOUR』
◆出演:MIKEY from TOKYO GEGEGAY
ダンサー KELO MIKU AROE
ミュージシャン 園畑貴之(Key.) 須藤豪(Mp./Key) 松原“マツキチ”寛(Dr.)
◆公式サイト:https://stage.parco.jp/program/gegegay2025
◆企画制作:パルコ
◆日程:
東京公演 7月4日(金)~8日(火) PARCO劇場
大阪公演 7月12日(土)・13日(日) 森ノ宮ピロティホール
福岡公演 7月16日(水) 福岡市民ホール 大ホール
広島公演 7月17日(木) 広島上野学園ホール
名古屋公演 7月25日(金) 岡谷鋼機名古屋公会堂
◆料金(全席指定・税込): 9,500円(東京/福岡/広島/名古屋公演)/ 9,800円(大阪公演)
U-30チケット=6,000円(東京/福岡/広島/名古屋公演)
※3歳未満膝上鑑賞無料。座席が必要な場合はチケットをご購入ください。
◆お問い合わせ先:
〈東京公演〉
チケットに関するお問合せ サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
公演に関するお問合せ パルコステージ 03-3477-5858
〈大阪公演〉
キョードーインフォメーション 0570-200-888(12:00〜17:00 ※土日祝休業)
〈福岡/広島/名古屋公演〉
サンライズインフォメーション 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
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